２００７年９月１日に作業開始。作業開始前は土に覆われていて、卵であることが何とかわかる程度です。

　土を落とすには、なんといっても水です。ピックで大まかに土を削り、柔らかいハケに水を含ませて土を取っていきます。土の中から暗青緑の卵殻が現れてきました。

　側面をどんどん掘り進めていきます。この卵は殻の寄せ集めではなく、一つの卵のようです。土台を残すか底部の状態を見て判断することとします。

　拡大図です。土は湿らせれば柔らかくなりますが、化石は柔らかくなりません。どんどん掘り下げます。

クリーニングが一段落したので、剥離防止のためパラロイドＢ５２を塗布。大量に塗るとテカテカするので少量にとどめる。

卵の頭と尻の拡大写真。