118　Triceratops　horridus　Skull　and　Frill　　
　 Cretaceous Period　Montoana Hell Creek　（ヤフーオークションで購入）

　トリケラトプスの頭骨（右約５ｃｍ）と襟飾（左約６ｃｍ）です。
　トリケラトプスは、体長約９m、体重約４t〜８．５tで、北米に生息した最大にして最後の角竜です。強力な四肢で重い体を支持していました。前肢の指は５本、後肢の指は４本で、どちらも蹄がありました。トリケラトプスのようなケラトプス類は、後肢については象のように体に対して垂直に伸びていたことに争いはありませんが、角竜の足跡化石及び骨格に基づく最近の研究では、前肢は鰭脚類のように手の甲を外側に向けて立っていたということになってきました。
　成体のトリケラトプスの頭骨の長さは約２.５mで、その半分弱がフリルで、他のカスモサウルス亞科と同様に１本の鼻角と２本の上眼窩角を備えていました。上眼窩角の長さは１.８mと言われています。トリケラトプスのフリルは、体の比率からするとカスモサウルス亜科全体の平均より小さめですが、他属の全ての角竜には空いている軽量化のための開口部がなく、頑丈な構造になっています。フリルの役割には、「捕食動物から首を守る盾」「あごを動かす強大な筋肉の付着部」「視覚に訴える性的アピール」「視覚的な威嚇」などの説があります。口先は鳥のくちばしのように尖っており、草や木の葉を掴み取って食べていたと考えられています。